何故Ubuntu?
古いノートPCを再利用したかった
10年選手のWin7ノートPCがあり、軽い開発作業が行えるようにUbuntuを入れようと思ったからです。ちなみにスペックは↓みたいなかんじです。あとでメモリだけ8GBに換装するかも。
型名:FMV-BIBLO MG/G70(2010年3月購入)
CPU:Intel core i3-330M(2コア4スレッド対応2.13GHz)
RAM:DDR3 SDRAM PC3-8500 2GB×2
ストレージ:SSD(SATA)240GB←4年くらい前にHDDから換装
GUI操作するならUbuntuがいいかな
サーバーはCentOS派ですがGUIありならUbuntuかな。サーバーのCentOSではGUI入れてないので使い勝手とかは知らないですが巷の評判とかみてUbuntuを使ってみることにしました。
Hyper-Vで動作確認
Ubuntuを仮想マシンにインストール
CentOS8の時と同じようにHyper-Vで作った仮想マシンにインストールします。
javaをインストール
最新のLTSバージョンである11を入れます。ターミナルを開いてインストールしますがDebian系OSなのでaptを使用します。
$ sudo apt search openjdk-\(\.\)\+-jdk //インストール可能パッケージが表示されます $ sudo apt install openjdk-11-jdk //別バージョンをインストールする場合は変更
インストール完了後にjavaバージョンを確認します。
$ java -version //エラーが出ずに表示されれば問題無し $ javac -version //念のためjavacコマンドも確認
以上でjavaインストールは完了です。
Android Studioをインストール
Android StudioはGUIを使用してUbuntu Softwareからでもインストールできそうですが、今回はWebからファイルを入手してインストールしたいと思います。ダウンロードはブラウザを使用して、ソースファイルを探しました。下記URLにアクセスすると自動的にOSに対応したファイルのダウンロードを誘導してくれます。
https://developer.android.com/studio?hl=ja
ファイルを解凍して中身を確認するとインストール方法を書いた"Install-Linux-tar.txt"の指示通りにターミナルから操作します。
//解凍したAndroid Studioフォルダへ移動 $ cd /home/[user name]/android-studio-ide-193-linux/ //android-studioへ移動 $ cd ./android-studio/ //binへ移動 $ cd ./bin //スクリプトを実行 $ sudo ./studio.sh
インストーラーが起動するので指示通りに進めれば完了です。
富士通の古いPCに入れてみる
準備
Windowsシステムのバックアップをとったあと、SSDを取り出してデータを全て消去します。今回はTxBenchというツールを使用して"0x00"のデータを上書きしました。あとは仮想マシンと同様にOSのインストールとjavaインストールを行います。
Android Studioのインストール
今回はUbuntu Softwareからインストールしました。"Android"等の文字列で検索すれば見つかります。インストール完了後、初回起動でセッティングが始まります。
メモリ4GBでは無理
はじめから分かっていたことですが、Android Studioで開発を行うには最低でもメモリ8GBは必要です。ということでメモリ増設を行いました。購入したメモリはTeamのPC-8500 4GB×2です。セールで¥3,300くらいでした。増設してから確認するとBIOSでは8192MBで認識されていますが、Ubuntu上では7.6GBとなっていました。グラボ無しなので500MBくらいはグラフィックで固定されているのかな?
とりあえずHello World
新規プロジェクトを作成して、そのままエミュレータで実行します。エミュレータ設定時に仮想化に関するエラーが出ていた気がしますが気にせず実行...案の定エミュレータが起動しません。BIOS設定を確認するとCPUの仮想化設定がOFFだったので、ONに変更。無事エミュレータが立ち上がるようになりましたがめちゃくちゃ遅いです。というか"Hello World"が出ません。スペックが低すぎて仮想エミュレータを動かすのは無理だと悟りました。古いスマホでエミュレートしてみると無事に動きました。