ラズパイとNUCの信頼性

RaspberryPiの進化が止まらない

スペックを見る限りPi3Bまではネットワークもパソコンと比較すると非力なコンピュータで組み込み用という印象でしたが、Pi4Bとなりハードウェアが強化されることで小型パソコンとして使えそうなスペックになりました。特にネットワーク周辺、RAMが強化されていて、デュアルディスプレイ出力にも対応しています。

ファイルサーバーとしてPi4Bを使おう

現在、ファイルサーバーとしてIntel NUCの安いやつを使用していましたが、このサーバーを別用途に使いたくなったため安価にラズパイで組むことにしました。

早速買ってセットアップした結果

ラズパイ用のCentOS8 streamを入れてみました。初期設定方法はこちらの記事で書いており、設定自体は順調に進めることが出来ました。ただ、電源を入れたまま暫く置いているとフリーズしていることが3度あり、CentOSでの運用はあきらめました。平均すると半日程度でフリーズするようです。

フリーズの原因

詳しい原因は分かりませんが、ネットの情報を調べた結果、潜在的な問題のようでウォッチドッグタイマ(WDT)で監視し、フリーズ時に再起動するという運用方法が一般的なようです。やはりmicroSDでOSを動かすのは少々無理があるようです。

今後の方針

使い慣れたCentOSでの運用を目指していましたがWDTの設定方法が分かりません。そのためRaspberry Pi OSで運用しようと思います。セットアップの流れについては後日書きます。Pi4Bには最悪の場合、USBブートという手段がありますが、まずはmicroSDで頑張ってみる予定です。

Intel NUCは信頼性が高い

ラズパイをさわってみてわかりましたがIntel NUCは信頼性が非常に高いことがわかりました。過去2台のNUCを使用してきましたが、今回のようにハングアップしてしまったことは一度もありません。どのような使い方をしていたかについて詳しく紹介します。

BOXNUCPPYH(Pentium N3700搭載)

2016年8月に購入したNUCです。CentOS7を入れて使い始めて4年半になります。その間に機能の追加・削除を行いながら使ってきましたが、現在はファイルサーバ(DLNA機能含む)として使用しています。2016年10月頃~2020年5月までは地デジ放送の録画機能(Chinachu)も搭載していましたが不要になったので削除しました。主なスペックと当時の価格は以下になります。

  • 本体
    Intel BOXNUCPPYH(Pentium N3700) 21,546円(2016年8月)
  • メモリ
    CFD販売ノートPC用メモリ PCL-12800 8GB×1 3,493円(2016年8月)
  • SSD
    Transcend TS128GSSD370S(128GB MLC) 5,480円(2016年8月)

 

BOXNUC6CAYH(Celeron J3455搭載)

2018年4月に購入したNUCです。長らくLinuxOSの勉強用として使用していたため、サーバーとして運用し始めたのは2020年7月からで、CentOS8を入れています。機能はプロキシサーバー、VPNサーバー、DLNAサーバー機能を搭載して運用しています。その他の機能としてレンタルサーバーに異常が出ていないか確認する監視サーバーとしての機能もあります。異常時にはメール送信を行うため、メールサーバー機能も搭載しています。メモリ高騰時期に購入したため控え目スペックですが今のところ必要十分です。

  • 本体
    Intel BOXNUC6CAH(Celeron J3455) 17,388円(2018年4月)
  • メモリ
    CFD販売ノートPC用メモリ PCL-12800 8GB×1 3,940円(2018年4月)
  • SSD
    SanDisk SDSSDA-120G-J27(120GB TLC?) 4,938円(2018年4月)

 

NUCの信頼性

紹介したように非常に安価なNUCを使用してサーバーを構築していますが、ラズパイのようなハングアップが発生することもなく、非常に安定しています。そもそもラズパイと比較するのが間違いかもしれませんが価格以上の信頼性の思えます。ちょっとしたサーバーであればよくわからないメーカーのものよりおすすめ出来ます。

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