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BUFFALO WEX-1166DH2のレビュー

製品の仕様

この製品はコンセント直挿しで使用する無線LAN中継器です。Amazonでは"WEX-1166DHPS2/N"として、2,980円で販売されていました。Amazonで販売されている製品はパッケージ等が簡素化された製品のようです。

製品の特長

  • コンパクトなサイズ
    大きな特徴はそのサイズです。よくあるルーターにも中継器モードが搭載されていますが、これらの製品の半分から1/3程度のサイズです。
  • 最大866MHzの高速通信
    5GHzアンテナ、2.4GHzアンテナをそれぞれ受信送信各2本ずつ備えており、高速なデータ伝送が可能です。
  • コンセント直挿し
    アダプターとの配線が無いのでスッキリしていますが、延長コードの仕様は想定しておらず、壁コンセントでの使用を想定したデザインです。
  • 有線LANポート1つ搭載
    無線LANポートを持たない製品に対して、有線LANを使用した接続を提供します。

 

初期設定はアプリ又はWPS機能で実施

PC無しで初期設定可能ですが、詳細な設定を行うためにはアプリ経由で行う必要があるようです。側面のスイッチをAUTOに設定した場合、ルーターとの接続は5GHz又は2.4GHzで行われますが、5GHz側に設定することでルーター管との接続が5GHzに限定されます。

3口コンセントでも干渉しない

メーカー製品ページでは2口コンセントに接続したイメージが記載されていますが、下の写真のように3口コンセントでも干渉せずに使用出来ます。

その他

管理画面ログイン用の初期パスワード等、設定に必要な情報はコンセント接続側に記載されているので、使用開始する前に写真を撮っておく必要があります。

 

性能を確認してみる

次に定量的な評価をしてみます。有線接続との比較として、Googleのスピードテストを比較します。

有線接続の測定結果(ベンチマーク用)

有線接続ではダウンロード速度677.3Mbps、レイテンシ4msでした。この値をベンチマークとします。

 

WEX-1166DHPS2経由で中継接続した場合の測定結果

中継器の有線端子をPCと接続した場合の測定結果です。ダウンロード速度485.9Mbps、レイテンシ5msでした。有線接続並みの速度が出ています。ちなみにルーターとの接続は5GHz専用モードで、伝送距離は7m程度です。

 

PS5のネットワーク診断でチェック

中継器の有線ポートですが、HUBを介してPCとPS5に接続しています。PS5のネットワーク診断もやってみました。結果はダウンロード359.2Mbps、アップロード199.8Mbpsと十分な速度でした。ちなみにPS5を無線接続した場合は100Mbps未満の速度しか出ないため、中継器を介した有線接続の方が快適と言えます。

筐体温度を測定

最後に通常使用時の温度測定を行います。使用時にはそれなりに熱を持つようです。室温21℃環境で測定すると表面温度43℃程度でした。約22℃程度の温度上昇があるため、室温35℃環境では60℃弱まで上昇する計算です(実際には何等かの保護がかかり、ここまで温度上昇しないかもしれない)。

総評

中継器として考えた場合、かなりコスパの良い製品だと思いました。特にPS5やデスクトップPCのネットワーク環境を整える際に役立ちます。装置付属の無線LANアダプタやUSB接続の無線LANアダプタに比べると安定感は段違いなので、ルーターがある部屋以外で有線接続ポートを使用したい場合には重宝します。注意点としては、それなりに熱を持つので筐体周辺には物を置かないようにしましょう。

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