スポーツでの右利きと左利き
左利きの割合
世界的には人口の1割程度のようです。日本人のみで見ても一割程度で大きな差はありません。左利きとなるか右利きとなるかの違いは遺伝の影響もあるようです。日用品は右利き用に作られているものが多いので左利きの人は右利きと比較して少々不便な生活をしているのかもしれません。
スポーツでの優位性
野球の場合
野球では左バッターの方が一塁までの距離が短くなるため、有利となります。理由は不明ですがピッチャーは左投げの方が体感の球速が速いと言う人もいます。しかし、セカンド、キャッチャー、サードは様々な理由で不利となるため、ポディションが制限されるという特徴もあります。だったら、右投げ左打ちが有利じゃないかとなりますが、その場合デッドボールで利き手にダメージを負う可能性が増えます。
ゴルフの場合
左利きの優位性はありません。逆に練習場では、左右打席対応の打席は少ないので困るかもしれません。クラブを貰ったりすることも難しく、中古クラブの数も少ないため右利きの方が良いですね。
サッカーの場合
ポディション的に左サイドは左利きが重宝されます。
格闘技の場合
サウスポーの場合は相手が慣れていないという点がアドバンテージになる可能性はありますが、大きな優位性は無いです。蹴りありの総合格闘技等の場合、足へのキックがローブローとなってしまうのをよく見ます。
バレーボールでの左利きの特徴
左利きが適したポディション
オポジット
ライトからスパイクを打つ場合、右利きの場合、スパイクの難易度が上がります。特にレシーブが乱れて二段トスとなった場合に自分の体を通過したボールをアタックしなければならず高い技術と慣れが要求されるプレーとなってしまいます。そのため右利きエースはレフト側に、左利きエースはライト側に配置するのが一般的です。
セッター
攻撃的なセッターの場合、2アタックでスパイク攻撃をする場合があります。この時、左利きの方がスパイクを打ちやすいという特徴があります。パナソニックパンサーズの深津選手等が左利きですね。
右利きと左利きの違い
ボールの回転
スパイクを打った時のボールの回転は完全なドライブ回転ではなく回転軸が若干傾いていることが一般的です。回転軸は利き手側が高くなり、スパイクのボールは利き手の反対側に若干スライドします。この回転軸の傾きと変化はスパイクサーブのボールを観察するとよくわかります。
ブロックの位置
クイック攻撃の場合には利き手の正面で飛ぶことが有効ですが、相手が左利きの場合にはいつもの感覚で飛ぶと位置がずれてしまいます。その点でクイック攻撃において左利きはブロックをかわしやすくなります。