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QNAPのNAS TS-233を買った

色々迷った結果、QNAPを選択

UGREENのNASが大量に広告とyoutuber向けサンプルを出している中、無難にQNAPを選択しました。

買い時を間違えた感はある

NASの購入は半年くらい前から考えていましたが、ずるずると後回しにしているとHDDが高騰しました。

Amazonブラックフライデーで購入

プライムデーとかでもセールなっていたので、特別安いわけでは無いですが、通常よりも4000円くらいは安かったです。

SSDマシンに仕上げることにした

本当は将来性も考えて8TBくらいのHDDを2台搭載してRAID1で運用したかったですが、HDDの値段が高騰しているのと、現時点ではそんなに容量いらないので2.5インチSSDを2台搭載して運用します。

セールのKIOXIA製SSDを購入

2025/11/21時点では7540円でした。SSDも高騰していますが、このSSDの価格は良心的なままです。やはり人気で11/25時点で売り切れになっています。ちなみに過去3回購入している中で一番安かったのは昨年のブラックフライデーセールでの6680円でした。

 

セットアップはマニュアルに沿って簡単に完了

レビューを見てみると若干玄人向けな印象を受けますが、セットアップガイドなどは親切でPCのセットアップ、ネットワーク設定ができる人なら簡単にできます。ストレージの状態なんかも簡単に見れます。

 

細かい設定は他のNASやサーバーの知識が無いと厳しい印象

取り急ぎ、共有ファイルサーバーとDLNAサーバーの設定を行いましたが、クライアント機しかさわったことが無い人には難しいかもしれません。このあたりは巷のレビュー通りです。とはいえ、ミニPC等を使ってサーバーを構築することを考えると非常に簡単です。

TS-233の動作を確認

実際の使用感を軽く確認します。

SSD2台のRAID1構成で運用

マニュアルに従って初期設定することでRAID0、RAID1等を選択できます。今回はRAID1で運用することにします。

ボリュームサイズは500GB

設定は500GBでしたが、実際には506.45GBの領域を使用しているようです。

次にTS-233のCPU性能、RAM容量などのリソースはそれほど多くないのでリソースを確認してみます。

RAM容量2GBの制約

一番大きな懸念はRAMが2GBしか無く増設不可なことです。最近発売した同価格帯のUGREENのNASync DH2300は4GB搭載しておりCPU性能も高いのでハードウェア性能ではUGREENに軍配が上がります。

Multimedia Console起動状態で1.05GB/1.92GB消費

とりあえず音楽、動画、画像の管理やDLNAサーバー動作が可能なサービスを有効にした状態で半分より6割弱の消費となっています。全体の内、Multimedia Consoleで314MBくらい使用しているので、基本機能のみの状態では700MB前後かなという印象です。

試しにDLNAでフルHD動画を再生

2デバイスでDLNA経由でフルHD動画を同時再生しましたが、スムーズでリソースモニターにも大きな変化はありませんでした。

USBメモリをフォーマットしてみる

USB3.0の正面ポートに128GBのUSBメモリを接続しフォーマット(ext4形式)したところ、キャッシュが増加しバッファと空きが減少しました。色々なアプリを入れるとRAM不足は発生しそうです。フォーマットには15分くらいかかりました。

USBメモリへのファイルコピーで異常発生

コピーしてみましたが、途中でUSBメモリが認識されなくなりました。パソコンで再度フォーマット(NTFS形式)してPCでファイルコピーしたところ、同じ症状になりました。2回ほどフォーマットを繰り返す内に正常に使えるようになりました。おそらくUSBメモリ側の問題だったようです。

NTFS、exFAT形式の外部フラッシュメモリが認識できるか確認

PCでフォーマットしたフラッシュメモリにファイルを保存して、NAS上で認識できることを確認しました。

フラッシュメモリでバックアップテスト

SSDの構成はRAID1としていますが、NAS本体が故障するとデータの復旧が難しくなります。そこでセットアップガイドでも外部メモリによるバックアップを推奨しています。とはいえ外付けHDDや2.5インチSSDをつけるのは設置スペース的に気が進まないので超小型USBメモリを使用します。

テスト用に使用するのはSanDiskの超小型フラッシュメモリ128GBです(レビュー記事はこちら)。NTFS形式でフォーマットした状態でバックアップテストを行ってみました。

60GBくらいのデータを1時間半くらいでバックアップしました。別PCにフラッシュメモリを接続して確認したところ、"lastest"というフォルダにバックアップしたフォルダが入っていました。中のファイルをそのまま開くことができます。

上位機種だとQNAP独自形式でのバックアップも可能

IntelやAMDのCPUを搭載したモデルはQuDedupという独自形式でのバックアップ機能を使用できるので、ファイルサイズを圧縮できるとのことです。TS-233はエントリーモデルでARMのCPUを使用しているのでこの機能は使用できません。

製品とアプリの評価

全体的に製品として良くまとまっていますが、いくつか不満もあったのでまとめておきます。

良かったところ:アプリの質

豊富なアプリによる機能追加が可能で非常に使い勝手が良いと思います。アプリの使い方も直感的でヘルプやマニュアル読み込まなくても使えます。スマホのファイルアクセスのアプリについても優秀で使いやすかったです。

 

気になったところ:スワップメモリ警告がたまに出る

SSDを使用しているのでメモリスワップが発生しても一定レベルの快適性は確保できているかもしれませんが、HDD環境の場合はメモリ不足が原因の動作遅延が発生するかもしれません。

 

気になったところ:DLNAの文字化け

ファイル閲覧は文字化けしませんが、"Media Streaming"機能については日本語の文字化けが発生するようです。minidlnaと比較しても文字化けが多く、改善の余地ありです。

 

その他要望:USB-Cポート

外部インターフェイスは背面にUSB2.0が2つと正面にUSB3.0が1つあります。できればUSB-Cポートもあればありがたかったです。

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