グランツーリスモ7で市販車の性能を数値化
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GT7ではトヨタの車両が豊富にあります。市販車も多いので車両評価してみました。評価は購入した直後の状態で行っています。市販車は遅いので筑波サーキットで走らせました。
https://www.youtube.com/watch?v=nGL9sGKgBng
測定結果
アクアやプリウス等庶民の車はどの数値も低いです。アルファードは車高が高い割にアクアよりも高い側面加速度(横G)で曲がれるようです。クラウンは非常に優秀で、スポーツカーではないですが走りも良いです。GRスープラの性能は最も高く、特に側面加速度2G超えはかなりのものと言えます。
車両ごとに各指標を採点してみる
各指標を得点化してレーダーグラフ化してみました。
採点ルール
傾きと切片を指定して得点化します。(得点)=(数値-切片)/(傾き)+1というルールです。
採点結果
レーダーグラフで比較してみる
性能差をわかりやすくするために、クラウンアスリートを基準にしたレーダーグラフを描いてみます。
アクアS '11の性能
GT7で初めに中古で貰えるアクアですが、とにかく運転が楽しくないです。もう少し最高速が伸びると思っていましたが、140km/hに届かず。
プリウスG'09の性能
前モデルでは1.5Lだった排気量が1.8Lに変更され、燃費まで改善したモデルです。しかしながら、最高速を含む様々な指標はアクアよりも低い結果になりました。
アルファードEL'18の性能
想像していたよりも軽快でした。3.5Lのエンジンパワーが車重を感じさせない感じです。しかも結構よく曲がる。
86GT Limited '16の性能
性能はクラウンに負けるますが車重が軽い分、軽快で楽しい車です。筑波サーキットだと全開率が高いのでちょうど良い。
86GRMN '16の性能
通常86と比較してすべての性能が上がっています。特に中低速の加速性能と旋回性能の高さはベース車に無い魅力でした。
GR86 RZ '21の性能
前モデルから一新しエンジンが2.0Lから2.4Lになりました。体感的にもデータでも排気量アップ以上の力強さを感じる結果となりました。
GRヤリスRZ HP '20の性能
ただのコンパクトカーではないです。すべての指標でクラウンを上回りました。
GR スープラ RZ '19の性能
筑波サーキットでは性能を出し切れないくらい高性能なスポーツカーでした。筑波サーキットだと若干フラストレーションが溜まります。
最後に指標ごとにグラフ化してみる
数値化した5つの指標をグラフ化してみます。
最高速
最大加速
平均加速
制動力
側面加速度
比較した所感
実車ではプリウスを公道で乗ったことがあるくらいで、乗ったことが無い車ばかりでしたが、イメージと異なる点、イメージ通りだった点がありました。
ハイブリッド車の遅さがイメージと違った
アクア、プリウスが思っていたより遅かったです。特にプリウスはエンジンが1.8Lでモーターアシストもあるので、パワーとしては2Lエンジン車以上の出力を期待していました。実際に走らせてみると加速、最高速ともに伸びず、2Lエンジンを搭載した86に大きく差をつけられた結果でした。
アルファードは思っていたより曲がる
実車はどうかわからないですが、GT7のアルファードは思っていたより旋回性能が良かったです。
高性能だと差がタイムに表れにくくなる
タイムが1分8秒切ると体感の性能差がタイムに表れにくくなります。特にGRヤリスとスープラは性能差が結構あるように感じましたが、タイム差は約0.4秒程度で思っていたより小さかったです。
参考:ラップタイム
- アクアS '11:1'16.808
- プリウスG'09:1'18.934
- アルファードEL'18:1'14.539
- クラウンアスリート'13:1'09.478
- 86GT Limited '16:1'10.624
- 86GRMN '16:1'08.528
- GR86 RZ '21:1'08.229
- GRヤリスRZ HP '20:1'06.502
- GR スープラ RZ '19: 1'06.065